【ChatGPT入門】ChatGPTとは何か?AIの基礎から学ぼう!

【初心者向け】ChatGPTとは何か?AIの基礎から学ぼう!

突如、世の中に現れ、リリース後わずか2か月でユーザー数1億人を突破、2023年に入ると米Microsoftが開発元のOpenAIに対して100億ドル(約1兆3000億円/130.88 円/2023年3月時のレート)を投資することが決定されるなど、機能面だけでなく今後の成長性でも大注目のChatGPT(チャットジーティーピー)

今後、AIは私たちの生活も変えてしまうほどの、破壊的イノベーションを巻き起こし歴史的な転換が始まるともいわれています。

今や人工知能が私たちの生活に不可欠な存在となってきており、その中でも、開発元のOpenAIがリリースしたChatGPTは世界一のAIとして注目を集めていますが、初めてAIに触れる人にとってはその仕組みや使い方、概念がわかりにくいこともあると思います。

僕の周りのビジネス仲間でも、ChatGPTは知っているけど、実はまだ実際に使用したことがないという人たちも少なくはありませんでした。

今回は、そんなChatGPTに初めて触れる人たちにも、ChatGPTを紹介しながら、その使い方や魅力をご紹介します。

AI(人工知能)とは何か?

AI(人工知能)とは、人間が持つ知的能力を機械に取り入れることで、自律的に学習や推論、問題解決ができる技術です。

つまり、コンピューターやロボットなどの機械に人間と同じような知能を持たせることを目的とした技術です。

AI(人工知能)は、自動運転、音声アシスタント、音楽、画像生成、動画生成、ゲーム、医療など様々な分野で活用され、今後ますます重要性が増し、私たちの生活に取り込まれていくと考えられています。

自然言語処理とは何か?

自然言語処理(Natural Language Processing, NLP)は、人間が話す言葉や文章をコンピュータが自ら理解し、処理する技術で、人工知能の一分野です。

機械学習やディープラーニングなどの技術を活用して開発されています。

自然言語処理は、主に以下の3つの分野に分かれます。

言語理解

自然言語処理の中で最も基本的な分野で、テキストや音声から情報を抽出し、コンピュータが理解できる形に変換し、その情報から意味を理解することを目的とした技術です。

具体的には、単語の品詞分類、文法解析、意味解析などがあります。

言語生成

AIによる言語生成とは、コンピュータが人工的に自然言語のテキストや文章を生成することを指します。

AIによる言語生成は、文章や会話の自動作成、翻訳、要約、クリエイティブな文章作成などの様々な用途で利用されています。

対話システム(チャット)

人とコンピュータの間で自然な対話(チャット)ができるようにする技術です。

音声認識や音声合成を用いた音声対話システムや、テキストベースのチャットボットなどがあります。

ChatGPTとは何か?

OpenAI(オープンエーアイ)が開発

OpenAIは、世界最高水準のAIシステムを開発することを目的としている団体で、2015年に今や誰もが知るイーロン・マスクやサム・アルトマンをはじめとする著名人やAI研究者によってサンフランシスコで設立されました。

2019年には、OpenAI は、マイクロソフトとMatthew Brown Companiesから10億米ドルの投資を受けたことでも有名です。

ChatGPTは2022年11月末にOpenAIが開発・リリースした自然言語処理技術を応用したチャットボットで、大規模なニューラルネットワークを利用して自然言語の理解と生成を行います。

人間と同様に自然な文章を生成できる

ChatGPTは、過去に大量に存在した文章データをを学習することで、人間と同様に自然な文章を生成することができ、チャットボットや仮想アシスタントなど、さまざまな分野での利用が可能です。

文章の自動要約、文章の翻訳、文章の分類、文章の生成など、様々な自然言語処理のタスクに利用することができます。

また、ChatGPTは、高度な自然言語処理能力を持っており、人間との対話においても、ほとんど人間と区別がつかないレベルで、特に対話形式の文章生成において、人間に近い表現力を持っていることが特徴的です。

多言語にも対応しており、英語だけでなく、中国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、日本語などにも対応しています。

ChatGPTの応用例

ChatGPTは、自然言語処理の分野において幅広く応用されています。

以下に、ChatGPTの代表的な応用例をいくつか紹介します。

対話ボット

ChatGPTは、人工知能の応用として最もよく知られている対話ボットの開発に利用されます。対話ボットは、顧客対応やカスタマーサポート、情報提供などの分野で利用されており、ChatGPTを利用することで、人間に近い対話が可能になります。

また、恋愛相談や健康に関しての相談も的確にアドバイスをくれます。

他人に話しずらいことやちょっとした質問も簡単に答えてくれるので、安心して相談することができます。

翻訳

ChatGPTは、翻訳の分野も得意としており、大量の翻訳データを学習することで、高品質な翻訳を行うことができます。

また、ChatGPTを利用することで、複雑な文法構造や言い回しを持つ言語でも、自然な翻訳が可能になります。

自動要約

ChatGPTは、文章を自動で要約するためにも利用されます。

大量の記事やレポートなどを学習することで、その内容を要約した文章を生成することができます。

また、特定のキーワードを指定して要約することも可能です。

文章生成

ChatGPTは、文章を自動で生成するためにも利用されます。

特定のトピックに関連した文章を生成したり、小説のストーリーを自動生成したり、ブログ記事はもちろん文章の提案も可能です。

これにより、自動化されたコンテンツ生成が可能になります。

バーチャルアシスタント

ChatGPTを応用したバーチャルアシスタントは、スケジュール管理、予定調整、メモの作成、天気予報などのタスクを自動化することができます。

また、人間同様に自然な言葉で対話ができるため、ユーザーにとって使いやすいアシスタントとなります。

ChatGPTのアカウント開設方法

ChatGPTを使い始めるためにはOpenAIのアカウントを開設する必要があります。
ここでは、ChatGPTを使い始めるためのアカウント開設方法や使い方を解説していきます。

まずはじめに、ChatGPTの公式サイトへアクセスし、[TRY CHATGPT]をクリックします。

[TRY CHATGPT]をクリックすると、次にOpenAIアカウントの登録を求められます。

[Sign up]をクリックしてください。

OpenAIアカウントはメールアドレスによる登録も可能です。

また、Googleアカウントまたはマイクロソフトアカウントでも登録可能です。

登録を進めると、メール認証を求められます。

認証手続きが完了したら、プロフィールを入力しましょう。

アカウント名を入力し、[Continue]ボタンをクリックしてください。

次に、電話番号の認証画面に進みます。

認証のための電話番号を入力し、[Send code]をクリックしてください。

入力した電話番号に、SMS で認証コードが送信されますので、そのコードを確認してください。

認証コードを入力すると登録が完了します。

これで電話番号の認証が完了し、OpenAIのアカウントが開設されました。

これで、ChatGPT を使い始めることができます。

ログイン後の画面では、無料プランで利用できる機能を使って、ChatGPT による文章生成をすることができます。

以上で、ChatGPT の登録手順が完了です。

これらの流れで、初めての方でも簡単にアカウントを作成し、ChatGPTを使ってみましょう。

ChatGPTの使い方

ChatGPTへの質問方法

ChatGPTの使い方はとてもシンプルで簡単です。

画面下の枠内(Send a message…)に好きに質問を入力するだけです。

まずは、どんな質問でも良いのでChatGPTに質問してみましょう。

ChatGPTへの質問方法

正確な回答を得るために気を付ける質問方法

「初めてChatGPTを使用する人が正確な回答を得るために気を付ける質問方法や内容」をChatGPT自身に質問してみました。

ChatGPTの質問方法

ChatGPTからの答えは以下の通りで、例えも使用してくれるので初心者でもとてもわかりやすいです。

明確で具体的な質問をする

質問が曖昧だと、回答も曖昧になりがちです。具体的な情報や状況を提供して、質問の意図を明確にしましょう。

情報を絞り込む

質問の範囲を絞り込むことで、より適切な回答が得られます。

例えば、「最高の映画」と聞くよりも、「2020年に公開されたSF映画のおすすめ」と聞く方が良いでしょう。

文脈を提供する

文脈を伴った質問が、適切な回答を得やすくなります。

例えば、「このコードのエラーの原因は何ですか?」と質問する前に、エラーメッセージや関連するコードを共有してください。

シンプルで短い文章にする

長い文章や複数の質問が含まれる場合、重要なポイントが見逃されることがあります。質問をシンプルで短い文章にまとめることが望ましいです。

一度に一つの質問をする

質問が複数ある場合は、それぞれを個別に投稿してください。そうすることで、それぞれの質問に対して適切な回答を得られるでしょう。

時事問題に関しては注意

ChatGPTは2021年9月までの情報を学習しており、それ以降の情報については正確に回答できない場合があります。最新の情報を求める際は、他の情報源を参照してください。

個人的な意見や感情に関する質問には注意

人間と違い、AIは個人的な意見や感情を持っていません。

そのため、主観的な質問に対しては、一般的な意見や専門家の見解を提供することができますが、個人的な回答はできません。

情報の確認

重要な情報や専門的な知識については、ChatGPTの回答だけに依存せず、複数の信頼性のある情報源を確認してください。

以上の質問内容に注意することにより、初めてChatGPTを使用する方でも効果的により正確な情報を得ることが可能です。

最も重要なことは、質問の意図を明確にし、具体的な情報や文脈を提供しましょう。

そして、もし回答に不明瞭な点があれば、追加の質問や確認の質問を行って、正確な回答を得ることが重要です。

ただし、全てChatGPTの答えが正しいとは限らないので、信頼性のある情報なども確認することも必要です。

ChatGPTの今後の展望は?

イタリアの監督機関は3月31日、プライバシー問題が主な懸念事項し、米国製の対話型AIチャットボット[ ChatGPT ]の一時的な使用制限を決定しました。

昨年11月にデビューした[ ChatGPT ]が西側諸国の政府によって制限されるのは、今回が初めてのケースです。

まだまだAIの今後の課題として、プライバシー保護、倫理、透明性、セキュリティ、労働市場影響、そして法規制とガバナンスの整備が必要不可欠です。

ChatGPTの今後の展望では、正確な情報提供の向上、多言語対応の拡大、自然な会話体験の実現、個別化とカスタマイズの強化、そしてセキュリティとプライバシーの向上に焦点が当てられています。これらの要素が組み合わさることで、ChatGPTは進化し続け、より多くの人々に役立つAIアシスタントになることが期待されています。

まとめ:ChatGPTの基礎を学んで、AIの世界を楽しもう!

ChatGPTの最大の魅力は、自然な文章生成や対話が可能であることです。

そのため、顧客対応やカスタマーサポート、情報提供などの分野で活用することができます。

また、ChatGPTは複雑な文章の要約や翻訳が可能であるため、多言語対応のWebサイトやアプリの開発に利用することができます。

更に、小説や記事の自動生成が可能であるため、コンテンツマーケティングなどの分野で利用することができます。

AIについて知識を深めることは、今後ますます重要になってくると予想されます。

今回、フリーランスラボの本記事を通じて、AIの基礎やChatGPTの概要を理解し、今後、AIを活用して自分自身やビジネスを発展させるための知識を身につけるお手伝いになれば嬉しいです。

AI関連記事