今回紹介するテクニックは、サイト構成図や入れ子になっているディレクトリ構造を説明する時に、この便利な記号を使うことで、相手に分かりやすく説明することが可能です。
うまく利用することで、お互いのイメージや解釈のズレなどを防ぎ、スムーズに案件を進めることができます。
便利な記号とは、罫線素片(けいせんそへん)と呼ばれ、以下のような記号の事を指します。
│ ┌ ┐ ┘ └ ├ ┬ ┤ ┴ ┼
━ ┃ ┏ ┓ ┛ ┗ ┣ ┳ ┫ ┻ ╋
┠ ┯ ┨ ┷ ┿ ┝ ┰ ┥ ┸ ╂
例として、
ウェブ作成や資料作成の現場でサイト構成図やディレクトリ構造、さらにメニューや目次を議事録をメモしたり作成する事があると思います
メールやテキストメッセージ・ラインなどのチャットでのやり取りの際にも、クライアントに簡潔に階層構造の説明をする場面でも役に立つことは間違いありません。
僕の経験上、意外とこの記号の書き方や使い方を知らない人が多いような印象があり、実際に使用すると効果は絶大です。
この便利な記号を使用する前は、クライアントに
「サイト構造を知らせたい」、「階層構造を確認したい」だけなのに、
わざわざXDなどのデザインツールを使用し作業時間を取られストレスを感じていたので、とても時短につながり作業効率も格段にアップしました。
ちょっとした絵文字感覚の記号を使用するので、見た目もスッキリする効果があります。
今回のテクニックを利用して、企画書作成やクライアントとのやり取りがスムーズに進行できるようになると幸いです。
罫線素片(けいせんそへん)とは?
まずはじめに、あまり馴染みがない罫線素片の読み方は[けいせんそへん]と読みます。
または、罫線文字やテキスト罫線と呼ばれることもあります。
ウィキペディアの罫線素片の概要には、
表や枠などを作成する際に、それらを区切るための罫線をコンピュータ上で作成するために編み出された文字である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/罫線素片
古くはワードプロセッサやPC-98などの時代から存在しており、JIS X 0208にも含まれるようになりました。
現在では、ワープロソフトや表計算ソフトなど、罫線素片と別体系で罫線を描画できるソフトが普及し、一時的に出番を失いましたが、電子メールや電子掲示板などテキスト文字しか使用できない環境において、今その存在が見直されているようです。
【└】【├】など罫線(けいせん)の利用例
見出し
大見出し(大メニュー)
└ 小見出し(小メニュー)
└ 小見出し(小メニュー)
└ 小見出し(小メニュー)
階層構造
親階層(親ディレクトリ)
├ 子階層(子ディレクトリ)
├ 子階層(子ディレクトリ)
└ 子階層(子ディレクトリ)
分類(カテゴリー)
大分類(大カテゴリ)
└ 中分類(中カテゴリ)
├ 小分類(小カテゴリ・内容)
├ 小分類(小カテゴリ・内容)
└ 中分類(中カテゴリ)
└ 小分類(小カテゴリ・内容)
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└ミネラルウォーター
【└】【├】など罫線(けいせん)の入力方法
「けいせん」と日本語入力し変換する
「└」「├」などの罫線素片をキーボードで変換入力する方法は「けいせん」と日本語入力し使用したい罫線素片を探します。
とは言っても、
「けいせん」と日本語入力し、自分で使用したい希望の罫線素片を探し出すのは、とても面倒で時間もかかりますので、よく使う罫線をコピペで使用できるように以下にまとめました。
コピペ用の罫線一覧
コピペで使用しやすいように、おすすめの罫線をまとめました。
実際にクライアントなどとのやり取りに使用してみてもらえば分かると思いますが、本当に地味に便利で、簡単にディレクトリ構造を伝えるには最適だと思います。
それぞれの罫線には読み方もありますが、正直読み方まで覚える必要性はないと思います。
よく使う記号については、参考程度に読み方を確認してみても良いと思います。
コピペは以下よりどうぞ!!
─ ━ │ ┃ ┄ ┅ ┆ ┇ ┈ ┉ ┊ ┋╌ ╍ ╎ ╏ ═ ║
┌ ┍ ┎ ┏ ┐ ┑ ┒ ┓
└ ┕ ┖ ┗ ┘ ┙ ┚ ┛
├ ┝ ┞ ┟ ┠ ┡ ┢ ┣
┤ ┥ ┦ ┧ ┨ ┩ ┪ ┫
┬ ┭ ┮ ┯ ┰ ┱ ┲ ┳
┴ ┵ ┶ ┷ ┸ ┹ ┺ ┻
┼ ┽ ┾ ┿ ╀ ╁ ╂ ╃ ╄ ╅ ╆ ╇ ╈ ╉ ╊ ╋
╒ ╓ ╔ ╕ ╖ ╗
╘ ╙ ╚ ╛ ╜ ╝
╞ ╟ ╠
╡ ╢ ╣
╤ ╥ ╦
╧ ╨ ╩
╪ ╫ ╬
是非、自分に合ったプロジェクトに罫線を使用して、作業効率アップ目指し、ライバルに差をつけましょう。